何だか最近。すっかり秋を感じますね🍁。
そんな秋の初めの9月。
わたくし。お仕事で、法廷に絵を描きに行きました。
その時に起きたことを忘れないうちにレポートしたいと思います。
(・・・ってか。ネタ満載でしたんで・・・笑)
さてこの日。
朝の10時から開廷ということで、9時半頃に法廷に参りましたらば。
何でしょう。もうね。裁判所に近づくあたりから、
何だか少しワクワクしてしまって・・・(失礼。)
この日は、どんな服装で行こうかと少し考えましたが。
やはり法廷ですからね。ルールもあるでしょうし。
下駄はダメ、らしいんですが。
実際。法廷に行ってみますと、
やはりスーツの方が多く。(ほぼ報道関係者)
一般の方は、普段着で着ていらっしゃる方もおられ。
こんな格好なら、別に問題なく入廷できます。
入廷前に、報道関係者の腕輪をして入ります。
今回の裁判は初公判ということもあり、まず、
① 開廷10時〜11時までに4、5枚ほど下書きをして、
② 11時、法廷外に出てラフ画を新聞社の方に見てもらって、
③ 選んだものに着色、11時半までに入稿。
(夕刊に間に合わせる為)
・・・という慌ただしい行程です。
しかし。初めてなのは私だけではありませんでした。
さあ10時。入廷。
席は、傍聴席の一番前の真ん中。
対象が見えなくもないが、
目の前に警察官がドドンと座るビミョ〜な席。
しかし。
私よりも右隣の残念な席に座った方がいまして。
どうやら著名な法廷画家さん。
(描いている時にイラストをチラ見して心躍った。笑)
角度が微妙で描けない時。そんな時はやはり。
テストの時と同じく・・・・
あ、もちろん。学生の頃はやったことありません。
(書いてるそばから嘘っぽい・・・笑)
法廷では時間の限られた速描を求められます。
こんな非常事態ですと、
助け合う姿勢も大事なのかもしれません。たぶん。笑
しかし。非常事態には非情な問題が多発するものでして。
私、花粉症なので、薬はしこたま飲んで行ったんですが。
(静かな法廷での、くしゃみ防止のため。)
まさか。
まさかに。
お腹がなりました。。キュ〜っと。
場所は「静かな法廷✨」。
もちろん響きます。響きます。が。
しかし、ここはオトナ。みなさん黙認。
「わ〜お前お腹なったろ〜(🔴◞ิ👄・◟ิ🔴)」」
とかいう小学生はいません。
(明らかにお腹がなったのは私だと分かってますがね。笑)
何とかシラを切り、描き始めましたが。
どうやら今日は、お腹の調子が憶わしくなのでしょう。
また、腸が、下腹部で活発に動き始めた模様。。
(本人のみ知り得る情報)
もう一度鳴ったらシャレになりません。
何が何でも阻止せねば。オトナの女性として。そして、
法廷画家として!!!
(今日だけだけど……笑)
お腹に力を入れすぎず、しかし力を緩めすぎず。
曖昧なままを維持しながら、知らん顔で法廷画続行です。
午前11時。休廷。
いったん法廷から出て、
ラフ画の中から一枚選んでもらい、
夕刊用に間に合うように、着色、仕上げに入ります。
著作の問題があるので、
実際のイラストは載せることが出来ないのですが、
ボツになったラフ画のみ一枚。
こんな感じです。
法廷画家の方々も、それぞれ、
長椅子などを机代わりにしながら仕上げに入っている模様。
自分の入稿が早く終わったので、
そんな風景にもワクワクしながら、
ず〜〜っとキョロキョロしておりました。(笑)
それぞれ道具も描写も違うので、
眺めているのが本当に楽しかったです。
法廷で起きていることは、決して茶化してはいけない、
その現実に立った方の思いがあるかと思いますが、
そこにある「現実を描く」。
そして、絵を描く人達が、
同じラインから「描く」という作業が。
共有する、この緊張感を持つ空間が。時間が。
ただ単に私には新鮮でした。
そして。やっぱり私は、絵を描くのが好きなんだなぁ〜と。(笑)
そんなことを再認識させてもらえたように思います。
また機会があれば、ぜひやりたいお仕事です。
お声をかけてくださった、Hさん。
貴重な経験になりました。ありがとうございました♡