昨年。祖母が98歳で亡くなり。

着道楽だった祖父母の衣服やら、

家具・台所道具を形見分けした。

 

祖母の趣味で描いていた絵と、

私が生まれる前から存在するソファーが、

我が家にやって来た。

決して上手な絵ではないけれど。

いつもケラケラ陽気に笑う祖母に、こんな眼差しがあったのかと、

はっと見入ってしまう沢山の絵たち。

 

小さい時、遊びに行くと、

「まきちゃん、まきちゃん、ちょっと」

と。よくこのソファーに座らされて、

仕上がったばかりの絵を見せては感想を求められたけど。

(しかも私にだけ呼び出しがあった。笑)

 

この絵を、この歳になって見て。

改めて女性・人間としての彼女を想う。

こんな祖母を。きっと誰も知らないんだろうなぁ。

 

祖母の絵と。祖父のソファー。

まだ新しいこの家が。

急に暖かく人間味のあるものとなった。

おじいちゃん。おばあちゃん。に。感謝🍀。

 

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